「週刊おやさい通信」今週号は、グリーンコープふくおかの職員・ワーカーズ有志の実習田の取り組みをお届けします。
にわか兼業農家・・・グリーンコープふくおか実習田
以前この「週刊おやさい通信」で、グリーンコープふくおかの職員・ワーカーズ有志が実習田に取り組んでいる様子をご報告していました。
「組合員の皆さんにグリーンコープのお米のよさを伝えるために、まず自分達が実際にお米を作り、生産者の苦労や思いを自分の体で実感する」という壮大な試みです。
先日2回目の草取りをしました。
2回目とあって皆さん慣れたもの、服装もバッチリ。
40名の人海戦術で朝の8時から40分で片付けました。
とはいえ気温は30℃、全員汗だくです。
ところで、稲の株のそばに生えた雑草を抜くのは分かるのですが、何故畦(あぜ)まで草を刈らないといけないのか福岡市農協の栗山さんにお聞きしました。
「畦草が病害虫の発生源となり、田んぼの中に広がることを防ぐためと、景観を維持するための2点です。」・・・・よく分かりました。
代表の吉村福岡南支部長は「1時間足らずの作業でも、汗びっしょりです。ホントに大変な作業です。自分でやってみることで、生産者のみなさんの苦労がよく分かります。」
この田んぼ、これから、お盆明けには穂が出始め、花が咲き、稲穂が垂れてきて・・・そして実りの秋を迎えます。
作業を終えて田んぼを振り返った皆さんの目には、たわわに実った稲穂が見えているようでした。
無農薬の田んぼには赤とんぼがよく似合う
ところで、皆さんが草取りを始めてまもなく、田んぼの上をものすごい数の赤とんぼが飛び交い始めました。
赤とんぼ米を応援しに来たのかと思ったら・・・大勢で草取りを始めたことで、田んぼにいた小さい虫たちが驚いて一斉に飛び立ち、赤とんぼはそれを狙って寄ってきたということのようです。
この田んぼも隣の田んぼも無農薬です。
だからたくさんの虫たちが住んでいます。
赤とんぼが飛び交う田んぼを願って産直米に「赤とんぼ」と名づけた20年以上前の組合員の夢が、確かにこの場所で実現していました。