週刊おやさい通信 vol.33

カタログ33号(お届け日;11月14日~11月19日)で案内している青果・米の産地の様子をお届けします。

みかんの出荷・・・その前に
ずらりとテーブルに並んだみかん、そして何やら気難しい顔のおじさん達‥‥グリーンコープとみかん産地との協議会(目合わせ会といいます)の様子です。
各産地からみかんを持ち寄り、今年のみかんの出荷基準を話し合う場です。
みかんの産直産地は九州に9産地、年によって出来具合が違う上に、同じ産地でも地形や標高によって気候が微妙に違います。
そこで毎年この時期、全産地から穫れたてのみかんを持ち寄って、その年の出来を評価し、細かい出荷基準を決めるのです。
サイズ、色のつき方、果皮の傷など・・・さまざまな項目を決めていきます。

ここで決められた基準は、各産地で持ち帰ってメンバー全員に周知徹底させます。
出席した生産者の皆さんの真剣な表情・・・「よりよいものをお届けしたい」「表面に傷があって見た目は悪いけど、味はよいので、是非食べて欲しい」いろんな思いが交錯しています。

今年の目合わせ会の協議結果は?

「今年はやや小玉傾向のため2Sを2割程度入る‥‥玉数は1kg規格で6~15玉、2kg規格で15~28玉、5kg規格は大小のバランスを考えて37~72玉とする」「梅雨時期の豪雨と梅雨明け後の暑さの影響もあり、皮部分に病害虫・風被害を受けたものは皮面の3割くらいまでとする」などなど、今年の出荷基準が決まりました。
気になる糖度は、この時期で10度~11度くらい、今年のみかんも期待できそうです。

頼りになる道具たち

目合わせ会で使われる道具たちを紹介します。
これはすぐに分かると思います。みかんの玉のサイズを測るスケールです。
赤と緑で文字が書かれていますが・・・温州みかんはオレンジの目盛り、八朔なら緑の目盛りを読むと、Sから2Lまでサイズが一目で分かるようになっています。
裏側は早生温州みかんと甘夏が表示されていて、これ一つで4種類の柑橘のサイズが測れるわけです。便利でしょ。
あっ、一人だけ遊んでいる?・・・違います。「百姓倶楽部八女の郷」の平さんが見ているのは屈折糖度計です。
先端部分にみかんの果汁を塗って光にかざして糖度を測るんです。
糖度によって光の屈折率が変わることを応用した道具です。

画面を覗いてみるとこんな感じで、青と白にはっきり分かれます。画面には、縦に目盛りがあって青と白の境界線にある目盛りの数字が糖度です。このみかんの糖度は12.8度、これは甘い!

この屈折糖度計、グリーンコープの農産部も持っててちゃんと点検しています。(最近はデジタル式の糖度計もあるそうですが、農産部はシンプルで丈夫な旧式を使ってます)

今年もよろしくお願いします

今年はみかんのおもて年。
生産者の皆さんは1年がかりで、枝の剪定、下草の草とり、摘果作業と続けてきました。
出荷が始まると、気温の変化やイノシシ・ヒヨドリなどの害獣や病害虫など、気の抜けない日々が続きます。
その努力が報われるのは、組合員の皆さんからの注文と、「おいしかったよ」の一言。
今年もみかんのご利用、お願いします。

新しい米デザイン発表・・その2

前回、赤とんぼAとBのデザインをご報告しました。今回は赤とんぼCのデザインをご紹介します。(といっても、もうカタログでご存知ですよね)

赤とんぼCのデザインを作成してくださった大江さん・・・お礼としてグリーンコープの産地「肥後七草会」にご招待しました。
秋の一日、1家4人で参加いただきました。

「肥後七草会」は、干拓地から山間の田んぼ、そしてみかん山まで、生産している品目も多いのですが、圃場の立地もバラエティ豊かです。お米の収穫体験でコンバインに乗っけてもらったり、みかん狩りしたり・・・おだやかな陽射しの中、実りの秋を満喫していただけたと思います。

不知火海とムツゴロウ

肥後七草会の松村さんのお宅、直ぐそばは堤防、その向こうは不知火海です。
休憩タイムを利用して大江さん一家に礒遊びも体験していただきました。
これはその時の1枚・・・・ムツゴロウです。
大江さん、素敵なデザインありがとうございました。
グリーンコープの産直米と一緒に、これからずっと組合員の皆さんに親しんでいただけることでしょう。

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