10月8日
福岡市中央市民センターにみかん生産者平さんとドキュメント映画を見に行きました。
『モンサントの不自然な食べもの』
私たちの身近な食品、ポテトチップスや、豆腐、納豆に表示されている「遺伝子組み換え」の表記。
この裏にある、除草剤を使ってめ枯れない遺伝子組み換え作物とセットで、世界の胃袋を握ろうとする、アグロバイオ企業「モンサント」社のビジネス戦略。
遺伝子組み換えで育てられた作物が、数千年前から育ってきた原種と交配し、遺伝子組み換えした作物に駆逐されることで、無農薬で育っていた作物が農薬がないと育たない作物に変わっていく様子が語られます。
音を立てずに静かに広がっていく品種汚染は改めて恐怖を感じました。
ある研究者が遺伝子組み換えの危険性を公の場に発表しようとすると、その国の首相から圧力がかかったりと、それぞれの国を越えた大きな力が働いているとわかります。
除草剤を使ったら2%しか自然分解しないということも、その中で触れています。
手を抜けば、どこかでそのツケが回ってくる。
父の代から引き継いだ農業。除草剤を使わないのが当たり前だと思っていたことが、どれだけ安心な作物を育てているかと、再確認させてもらいました。